・どのように子どもを理解していけば良いか知りたい
最近、子ども理解にとても関心がある筆者です。
ここでいう「子ども理解」とは、見えている行動のみで判断するのではなく、その子の内面を本当の意味で理解しようとすることを指します。
では、子ども理解はなぜ必要なんでしょう?またどんな方法で理解していくことができるのでしょう?
・子ども理解が必要な理由
・子ども理解するための具体的な方法
・+αで大切なこと
この記事を書く僕は、以下のような人間です
「小学校教員をしている」
「子ども理解に関心がある」
子ども理解が必要な理由【教師には絶対的に必要なあり方】
子ども理解が必要な理由は一番は次のことが挙げられます。
子どもの内側からその子の良さや可能性を引き出すため
子どもの考えや価値観、どのような過去や背景があるのかをきちんと理解しなければ、その子の伸びたい方向・どんな自分でありたいかということに基づいた指導などできません。
その子を徹底的に理解し、それに対して効果的な指導ができないと、その子の能力を最大限に引き出すことが難しくなってしまいます。また。AさんとBさんが同じ行為を行なったとしても、その対処法はその子の考えや価値観、これまでのことで変わってくるわけです。
そのあたりを徹底的に分析して行なっていくことが担任の役割であり、子どもの良さや可能性を引き出すために最も大切なことです。
また、その子にあった適切な指導ができなかった場合、その子との関係は著しく悪いものになります。教師と子どもの信頼関係がなくなれば,そこから新たに関係をつくることは非常に難しいです。こうなると,いくら担任が正しいことを言っても,その言葉は当の本人には入っていきません。指導不能状態です。
子どもを理解するための具体的な方法
子どもを理解するためには、表面的な行為を捉えることだけでは成り立ちません。
その子の奥深くまで知る必要があります。
僕が、子ども理解について学ぶうえでものすごく参考にさせていただいたのは、以下の本です。
有名な実践家の金大竜先生の一冊です。
本書にはある理論を使って子どもを奥深くまで理解する方法が紹介されています。
この理論はとても構造的になっているので、この理論を使えば子どもの奥深くまで考えようとする習慣がつきます。
子ども理解力がつくための僕なりの方法
子どもを理解するためには、子どの表面的な行為につねに“なぜこの子はこんなことをしたんだろう?”と問い続けることが大切です。
教師の目から見て良くない行為については“なぜ?”と考えやすいのですが、良い行為についても同様に“なぜ?”と問い続けると、その子のことをもっと深く知れるようになっていきます。
一見良い行為についての僕の見方については下の記事をお読みください。


おわりに【子どもを理解したからといって終わりではない】
子ども理解の必要性とその方法について書いてきました。
ただし、理解しただけで全てのことが解決されるわけではありません。その後の手立てももちろん必要ですし、つねにその子と対話をしていく必要があります。本当にその子の可能性を引き出すということは難しくもあり長い道のりです。そこに、どれだけとことんつき合っていけるかが大事なことだと強く感じています!
最後までお読みいただきありがとうございました。
では!