・同僚性の向上について必要なことを知りたい
近年,「職員がチームとなって頑張りましょう」とスローガンの元,チーム◯◯といって働く職場が多くあります。
チームとして職員が一丸となって動いている,例えば,行事の時に一人ひとりが“自分にできることはないか”と考えて動く,これがチームとして機能しているということだと思います。また,悩んでいる子どもがいたり,クラスが大変だったりした時にお互いにカバーをし合う,これもチーム力が発揮されている状態だとも言えます。
また、職場の人間関係が良いかどうかは,直接的に子どへのより良い教育にかえっていきます。
教員どうしの人間関係が劣悪だと、子どももそれを感じ、大人への不信感につながりかねません。
・こんな職場はいやだ
・職場の同僚性の向上に必要な3つのこと
・職場の先生は敵ではない!!
・早く帰るための具体的な方法
この記事を書く僕は、以下のような人間です。
「小学校の教員をしている」
「自分も子どもも、それぞれのより良い生き方について常に模索している」
目次
こんな職場はいやだ【若いから・子どもがいないからという理由による不当な扱い】
ここでは、こういう職場はいかがなものかという一例をあげたいと思います。
A先生はまだ自分の子どもが小さいということで,勤務開始ギリギリに来て,基本的に定時退勤したとします。
B先生は自分の生活を大事にするので,勤務開始ギリギリに来て,基本的に定時退勤します。
そんな時、B先生だけが次のように指導を受けます。
「あなたは独身だし子どももいない。それに若いんだからもっと先輩達のことをか考えて働きなさい」と。
でも,それはあまりにもひどくないでしょうか・・・
なぜ,「子どもがいないから」「若いから」という理由で,
朝は早く来るのが当たり前・遅くまで働くのが当たり前
となるのでしょうか・・・
もちろん、お互いがお互いのことを思い合い、働くことは大切です。
しかし、お互いのことを思い合うということは、「早く学校に来て、遅くに学校から帰る」ということなのでしょうか。
僕はそうは思いません。
以下では、同僚性の向上に必要な3つのことについて、詳しく解説していきます。
同僚性の向上に必要な3つのこと【お互いの背景を理解して、全ての人が働きやすいか】
同僚性の向上に必要な3つのことは以下の通りだと考えています。
①職員それぞれがお互いの背景を理解していて、働きやすい職場であるか
②定時出勤・退勤している先生に温かい目を
③職場の先生は敵ではない!!
順番に解説していきます。
職員それぞれがお互いの背景を理解していて、働きやすい職場であるか
根底となるのはこれに尽きると思います。
全員が全員同じ働き方をする必要はありませんし、まして自分の働き方を他の人にも求めるなんておかしな話です。
一人ひとりにはそれぞれ異なった幸せの形があります。
それをお互いに理解し合えればより働きやすい環境になると僕は感じています。
定時出勤・退勤している先生に温かい目を
「あ,この先生は自分の時間を大切にしているんだな」と理解するというのが一番良い方法です。
そもそも,定時出勤・定時退勤は何も悪いことではないんですけどね笑
(たまに職場の雰囲気で,帰りづらい学校はあります)
そしてもし仮にその人が定時ギリギリに来る,定時になったら帰ることによって誰かにしわ寄せが来るなら,それはその人の問題ではなく,それは学校のシステムの問題です。
勤務時間が過ぎているのにも関わらず仕事が終わらないのは,そもそもの業務量がおかしいので笑
そんなときは誰かに偏っている負担をお互いに分け合い,少しでも負担を減らす方法を考える必要があります。
職場の先生は敵ではない!!
ここは強調して言いたいです。
近年,教員の休職が増加していますが,その大きな理由の一つに,“職場の先生達とうまく行かない”というものがあります。
【学校の人間関係の悩み】教員どうしの人間関係が悪化する理由と激減する方法【学校現場を風通しの良い場所に!!】なぜそんなことが起きるのか本当に不思議ですし、そんなことが問題になっているって本当に時間の無駄です。
教師の仕事は子どもたちの幸せを考えることです。
大人は前提としてそのことを理解し、職場の人間関係を悪くするようなことは本当にやめていただきたいです。
同調圧力だけは本当にダメ!!
理解ベースで働きやすい環境を!!
働き方以外にも,その人の生育歴や性格による指導方針,コミュニケーションの仕方など,“なんでそんなやり方をするんだろう?”と思うこと多々ありますが,まずはその人のことを探って理解しようとする,そんなことを繰り返していくうちに自然と相手のことを理解でき,同僚性は培われていくものだと思います。
職場に自分の価値観や感じていることを気兼ねなく話せる先生がいたら本当に働きやすいと思います。
【人間関係】教員として働くことが辛い人が困ったときに頼るべき人【自分の価値観に共感してくれる教員】終わりに
良い同僚性とはもともと備わっているものでなく,少しずつ培われていくものです。そんな努力を一人ひとりがしていくことが大切だと感じています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では!!