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【学校の人間関係の悩み】教員どうしの人間関係が悪化する理由と激減する方法【学校現場を風通しの良い場所に!!】

この記事の内容

この記事では,教員どうしの人間関係が悪化する理由と激減する方法について書いています。

同じ職場の人に陰でコソコソ愚痴を言う人がいます。

なぜ,そんなことが起きるのでしょうか?

そこには,学校の年功序列というシステムや,同調圧力が激しいことが関係しています。

1 教員どうしの人間関係が悪化は本当に良くないこと

僕は頻繁に陰で同僚の“悪口”を言っている教育現場があるということを耳にします。悪口を言い合う環境,子どもを教育現場場がこうでは子どももいやだし,子どもを預けているお家の方にしてみてもいやです。

ちなみにここで言う悪口とは相手の人間的な否定というよりは,

「あの先生の指導方法は意味が分からない,あり得ない」

「早く帰るなんてあり得ない」

など行動面について陰でコソコソ言って生産的でないものを指します。

悪口の陰湿なこととして,

①本人のいないところで悪口を言うこと

②直接話すときは良い顔をして本心を言わない

ことの2点にあります。

 

子どものお手本となる先生なんだから,

「嫌なことは正直に本人に伝えましょうよ」

「家で家族に言うならまだしも,職場の人に言うのはやめましょうよ」

と思ってしまいます。

また,風通しの良い職員集団であれば,子ども達にも良い影響を与えることができます。お互いの本音で議論することができれば,子ども達により良い教育環境をつくっていくことができます。

 

では,なぜ職場で悪口が起きてしまうのか?その原因を僕なりに考えてみました。

 

2 基本的には『信念対立』です

例えばある中学校で,A先生(服装指導を徹底的に行う先生)とB先生(服装指導をあまり重要に考えない先生)がいるとします。そうなると,それぞれが

“何でそんな指導の仕方をするんだ。おかしいでしょ”

というように徐々に不満がたまっていきます。

そしてだいたい自分の信念と一致している職場の人に,

“あの人の指導の仕方は間違っている”

というふうに陰でコソコソするわけです。つまり,教員の好き嫌いは,その人と性格が合わないからとかノリが合わないから嫌だというのではなく,教育的な価値観が合わない=陰で悪口を言うとなってしまうのです。それぞれの信念にはそれぞれの理由があるのでそこをお互いに理解し合えば良いんですけど,現状はそこが難しいところです。

 

子どもの名前の呼び方についても同様のことが言えます。

「さんづけを統一???」「ニックネームあり???」など

 こちらの記事をご覧になってもらえればと思います。

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3 年功序列という学校組織のシステム

学校という現場は,まだまだ年功序列の雰囲気が強く,年下の人は年上の人に意見を言いづらいといった雰囲気があります。これは,年上の人が権威的な態度をとってしまっているからだと言ってしまえば話はそれで終わってしまいますが,実は年上と年下といった対立構造をつくっているのは実は年下だったりして・・・

 

先輩の先生のことはとても尊敬しています。

しかし,「若手なんだから〇〇しなさい」「自分が若手の頃は〇〇だったからあなたもしなさい」という方はちょっと・・・

4 学校という同調圧力

学校は“自分の意にそぐわないこと”についても子どもに指導しなければいけないことがあります。上にも書きましたが,服装指導をあまり重要に考えていないB先生が,服装指導を徹底的に行うA先生に「ちゃんと服装指導をしたほ方が良いよ。学校全体のきまりとしてもそうなっているし。」と言われたとします。もし言われたように指導しなければ周りから黒い目で見られる。結局B先生は,いやいや指導をしなければいけない,そんなことが起きるとB先生はどんどんに不満がたまっていきます。

学校というものは“きまり”についてかなり同調圧力が働きます。

そもそもきまりを守る側の当事者である子ども達の意見も聞かずにあらかじめきまりができているということ自体がおかしな話なんですけど・・・

子どもは学校のきまりに反対意見を言う権利をもっているし,先生も反対意見を言う権利をもっているはずです・・・

この辺りは今後の課題です。

 

悪口が起きる理由について書きましたが,ではどうすれば悪口を減らすことができるでしょうか?

4 悪口を言い合わなくなる方法

めちゃくちゃ簡単です

①直接本人に伝える

とても当たり前なことですが笑

直接言うと本人が傷ついてしまうからと言う理由で言わないのかもしれません。しかし,それは結局,本音を言うことによって相手に何か言われるのことで自分にダメージが来ることを恐れているように感じてしまいます。

直接言えないことにも様々な原因が考えられますが,その一つにこれまでの議論の経験があまりにも少ないからということも理由の一つだと言われています。

 ②何でも話せる人間関係づくりを適宜行っていく

直接本人に思いを伝えるのが難しいとき,それは相手の人間関係が良くないからということが考えられます。同じ内容でも,Aさんには言いやすいけどBさんには言いにくいなんてこともあります。特に学校現場には人事異動があるのので,1年ごとに職場のメンバーが変わります。多いときは,半分以上の人が入れ替わるなんてこともあります。そのため人間関係をつくることが難しいです。

何でも話せることが結局は子どものためにも良い方向に行くので,人間関係づくりは大事にしていく必要があります。

関係づくりの方法には子ども達が行うようなアイスブレイクやミニゲーム,何でも良いので共通の体験と喜びを共にしていくと良いと思います。

後は,自己開示“なぜ先生になったのか?自分の得意なことと苦手なこと”を紹介し合っていき,お互いのことを理解し合っていくことによって関係が深くなっていきます。こうすれば何でも話せる関係が生まれてくるのではないでしょうか。

日々の雑談も大切です。

こちらに詳しく書いてあります。

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 5 終わりに

僕は,学校という場所が子どもにとっても大人にとっても“風通しの良い場所”になってほしいなあといつも思っています。誰かが誰々の悪口を言っていたと聞くと,“なんでこうも悪口が起きてしまうのかなあ”と悲しくなります。

悪口は悪口しか生み出しません。

ぜひ,この記事が悪口を一歩踏み止める原動力になってくれると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

 

どうしても人間関係がうまくいかなかったら,次の記事に書いてある方法をとってみても良いかもしれません。

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