・どんな過ごし方が効果的か知りたい
一学期が終わり、夏休みに入った自治体も多いように思います。
一ヶ月弱の夏休み、皆さんはどのように過ごしますか?
僕は毎年、この夏休みは勝負の休みだと思っています。なぜなら、普段生活している中でこれだけ自由に時間のゆとりがある中で生活できることはほとんどあり得ないからです。
だからこそ、この夏休みをどれだけ実りのある夏休みにできるかは、本当に自分次第です。
・教員の夏休み過ごし方5選
・やる気が出ない時の対処法
この記事を書く僕は、以下のような人間です。
「小学校の教員をしている」
「自分も子どもも、それぞれのより良い生き方について常に模索している」
目次
教員が夏休みオススメの過ごし方5選
僕が教員が夏休みにやるべきと感じていることは以下の5つです。
①事務仕事を全て終わらせる
②行事の準備
③教育観の再構築
④学級経営の見直し
⑤学習会への参加
順番に解説していきます。
事務仕事を全て終わらせる
夏休みは、事務仕事をとにかく集中的に終わらせてしまいましょう。
例えば、次のようなものがあげられます。
- 会計やお金関係の処理
- 書類の整理・整頓
- 教材の注文
- 要録・出席簿の確認
普段の忙しさから後回しにしてしまっていることを集中的に終わらせることができます。
これらのことが終わっていると二学期以降がラクになること間違いなしです!!
【先生の膨大な事務仕事の量】高速で終わらせる方法【見通し&長期休みの有効活用&集中で変わる】行事の準備
二学期以降は、大きな行事が行われる学校も多いのではないでしょうか。
修学旅行、キャンプ、社会科見学、運動会、音楽会など学校によって様々ではありますが、、、
それらの行事をスムーズに運営していくためにも、夏休みは計画を綿密に立てる大きなチャンスです。
上に書いた行事は、社会科見学を除けば、普段の生活と並行して計画を進めることはハッキリ言って不可能です。
普段の授業準備や学級経営に精一杯なのに、それと並行して行事の計画を立てるだなんて、そんな時間はどこにでもありません。
なので、夏休みのうちにある程度の計画は立ててしまう、これはものすごく大事です。
教育観の再構築
さて、学校での業務と話はずれますが、僕は夏休み、「自身の教育観」を振り返り、再構築する大事な時間だと思っています。
理由は次のとおりです。
僕はおそらく大人の平均以上の読書をしています。大人の平均読書時間がたしか10分もありませんから、その6倍は読んでいます。また,サークルに参加させていただいたり、教員仲間と一緒にオンライン学習会をしたりするなど、プライベートの時間も勉強に充てています。確認ですが、これが良いとか悪いとかではありません。
このように勉強に対してモチベーションが高い状況に現時点ではありますが、過去に僕の中で「これも良い。あれも良い。」となっている実態があり、「結局自分の軸は何か?何を大事にしているのか?」迷走してしまっている状況がありました。さらに,子どもが学校に来ている学期期間は、実践をしながら同時並行で教育について勉強する。こうすると、とてもブレブレの指導になってしまいました。
結果として、
「この先生は一体何者なの?」
「なんだかよく分からない先生だなぁ」
と子どもからは見られることで子どもからの不信感にもつながり、さらに子どもにとってもどっちの方向に行けば良いのかよく分からなくなってしまいました。
「どっちの方向に行けば良いかは子どもの人生なんだから子どもが決めれば良い」
という考えもあり、0か100かの話ではありませんが、結局のところ教師自身が軸をもっていなければ,指導・支援は到底できないというのが僕の考えです。
以前も「教師が軸をもつことの大切さ」について記事にしましたので、詳しい理由や方法については以下の記事をご覧いただければと思います。
【学級経営】新任教員が初めに大切にしなければいけないことは【自分の軸をもつことです】学校やクラスの状況,地域性によっても変わってきますが,何か普遍的な核となるものはないかこの夏探求していきます。
学級経営の見直し
上の「教育観の再構築」と似ているところがありますが、一学期を過ごしてどのように子どもたちが変わっいったのか個々の視点や学級全体の視点で振り返る必要があります。
簡単な方法は、一学期はじめに学級経営案を立てたと思いますので、そちらをもとにしてどうだったか振り返るというものがあります。
僕は、以下の2つに重点をおいているので、「そのそのようなことを大切にする教師であれたか」、自分自身を問い直していきたいと思っています。
【学級づくり】子どもどうしがお互いに理解し合う関係になるために必要なこと①【異質ウェルカム】 【学級づくり】子どもどうしがお互いに理解し合う関係になるために必要なこと②【全ての人が特別な存在&一律でなくて良い】後は、学年の先生などとの雑談から、気づくこともあるでしょう。
とにかく、「一学期終わった」ことに一安心した後は、すぐに切り替えて一学期の振り返りを行い、二学期からどのようにしていくか方針をつくっていくことが大切です。
学習会への参加
夏休み中は、オフライン・オンライン問わず、様々なところで学習会が行われています。
探せば探すだけ出てくる学習会ですが、この学習会では非常に多くのことを学ぶことができます。そして普段の学校とは違った感覚があり、初対面の方とのお話しする機会もあり、ものすごく楽しいです。
休みの日を一日でも削って学びの時間にあてることはメリットでしかありません。
【初任者教員必見!!】学校にいる時以外でも教育について勉強することはメリットしかありません【僕なりの勉強方法も5つ紹介】やる気が出ない場合はどうすれば良い???
ここまで、理想的な夏休みの過ごし方を書いてきましたが、そうは言っても「やる気が出ないとき」は人間少なからずあります。特に夏休みなので、ダラダラ過ごしたい気持ちはよ〜く分かります。
そんな時の対処法も考えてみました。
「これだけはやるぞ!!」というものを決めて行う
全部やり切ることが難しい場合は、まずは「これだけはやるぞ」というものを決めて行うと良いかもしれません。
そうすることによって、それが原動力となり、「これもやっとこう」ということが起きます。
「自分のやる気スイッチはどこにあるか?」を自分で分かっていると、意外とすんなり進んでしまいます。
ちなみに僕のやる気スイッチは、「パソコンのキーボード」です笑
あきらめてダラダラゴロゴロする
それでも、やる気が出ない場合には、あきらめてダラダラゴロゴロ過ごすでも良いのではないでしょうか。結局二学期になれば仕事が始まりますし、これだけゆったりと休めるのは夏休みくらいです。時には頭を働かせず、無目的でボーッと過ごすのも良いかもしれませんね。
しかも、ちょうど今年はオリンピックも開催していますし、普段よりもテレビという誘惑が大きいです。
おわりに
教員の夏休みの過ごし方についてここまで書いてきました。
先生方によって様々な過ごし方があると思います。
少しでも参考にしていただけると嬉しいです。
では!!