学校での交換日記はありか?なしか?について書いてあります。小学校は中学校になると,お友達と“交換日記”というものが流行り始めます。この交換日記ですが,学校や先生の考え方によって禁止することもあります。理由としては,“陰湿だから”“悪口の温床になるから”“いじめに発展するから”“仲間はずれになるから”など予防的観点が多いです。
しかし,このご時世,友達とスマホのやり取りが簡単にできてしまいます。それはもはや防ぎようがありません。それなのも関わらず,交換日記を禁止にするっていうのは本当に意味があるのでしょうか?
目次
1 交換日記はあり?なし?【禁止にすることは簡単】
①交換日記がありの理由
交換日記にも多くの良さがあります。
・自分の思いを表現する楽しさを味わえる
・お友達のやり取りが楽しい
ということです。
また,交換日記をしたくなる年頃になってきたと,子どもたちの成長は認め裸れるべきです。
こんな良さがあるにも関わらず,先生の一言や学校のルール,クラスのルールで“禁止にする”は何だか違う気がします。
それに,特定の友達と遊ぶことと交換日記は,何が違うのでしょうか?
“交換日記も遊びの一つでは???”と思うこともあります。
②交換日記がなしの理由
交換日記を禁止にする理由は以下の通りです。
・はじめは楽しそうでも,後々悪口の温床になる
・コソコソしていていやだ
・仲間はずれが生まれる
・人間関係で偏りが生まれる
予防的観点で考えると,交換日記はしない方が良いです。
③何でも禁止にすることは簡単で,続けることは難しい
禁止にすることってめちゃくちゃ簡単です。
何でもかんでも禁止は本当に誰かのためになるのでしょうか?
例えば,今回のコロナ休校でも,学校を休みにするということはめちゃくちゃ簡単な感染予防対策でした。しかし,“どうにかしてでも学校に来れる方法はないか”ということを職場の先生方と模索し,分散登校という形で子どもの学習を保障しようとしました。
分散登校中もリスク管理を徹底して行なっていきました。
続けることは考えることも多く難しいですが,その分“やって良かった”ということがたくさん生まれます。
2 小学校時代の辛い思い出【交換日記によるいじめ】
僕も小学校時代,交換日記による辛い過去があります。今となっては全くどうでも良いですが,その当時は辛かったことを覚えています。
小学校4年生の秋,クラスの女子2人が交換日記をしていました。僕はその中身が気になってしまい,掃除中にその子の引き出しから交換日記を出し,中身を見るという行為をしてしまいました。
そこにはまさかの“クラスの嫌いランキング”というものがあり,僕は見事2位でした!!笑
その後,先生に言ったところ,当たり前の話ですが,「人の机の中身を勝手に見ることは良くない」と叱られました笑
ま,でももしかすると自分のことが書かれているという確信があったから子供の頃の僕は交換日記を見てしまったんでしょう笑
ま,このように交換日記が悪口の温床になるということは100も承知しています。
3 子どもとどうしていくか考えることが何より大切
①SNSでの子どもどうしのやり取りは止まらない
このご時世,SNSで友達とやり取りができる時代です。これはもう止まりません。それなのにも関わらず,“交換日記は禁止”という理由があまりよく分かりません。
“学校は学校!学校から外に出ればあとはもう知らない。お家の人の判断”という先生がいますが,果たして本当にこれで良いのでしょうか?
学校での姿って子どもにしてみればほんの一部です。そこだけを見て,子どもを理解することはできないとも思います。
また“学校は勉強する場所だから交換日記は禁止”という先生がいた場合,勉強はどのように捉えているのでしょうか?
国語・算数・社会・理科が勉強?
いやいや,交換日記も十分勉強ですし,交換日記によるいざこざやルールづくりも十分勉強です。
②誰もが納得するルールづくりをすれば良い
続けるために大事なことは,“クラスのすべての人がいやな気持ちにならない”ことが重要です。
交換日記当事者以外の人が,「交換日記をやめてほしいんだけど」と言ったとしても,その子もクラスの一員であるため,「あなたは関係ないでしょ」とはなりません。
その子の理由を聞いて,みんなで考えていく必要があります。
みんなの納得する形で続けていくのか,あるいは交換日記禁止にするのか決めていきます。
誰も傷つかないためのルールづくりを行ったり,一層のことクラス全員でやったりするなど,いろんなアイディアが生まれてきそうです。
4 おわりに【世の中メリットもあればデメリットもあるの典型】
交換日記についてここまで書きました。
交換日記にも世の中のあらゆる出来事のようにメリット・デメリットがはっきりとありました。
誰もが楽しい生活を送れるために今後も考えていきます。
では!!