この記事の内容
・ふりかえりを行う良さ
・教員のレベルアップってそもそもどういうこと?
・僕がふりかえりを行う中で変わることができた事例
最近こんな記事ばかり書いています笑
教員としてのレベルアップは教師としての資質・能力の育成と同義です。
では,早速いきましょう!!
目次
1ふりかえりは先生の資質・能力の育成のために
資質についてはその先生に元々備わった人間性に寄るところが大きいのでなかなか正直資質を育成することは難しいし,時間もかかります。
しかし,能力は頑張り次第でどんどんレベルアップしていけると思います。
また,僕の考える能力というものは,授業とか学級経営のうまさはもちろんですが,子どもを見る視野の広さ・深さというものがあります。
今回はそれらの能力を伸ばす方法について書きます。
それは,ハッとした時に“振り返り”を書くことです。
毎日振り返りを書くことができるなら,それに越したことはないですが,“ハッとした時だけでも振り返りを書いておく”,これでも良いです。
ちなみに外国では振り返りは日常的に行われていることが多く,これは自分のレベルアップにかなり重要だということです。
日本ではあまり浸透していないのが現状です。
2 レベルアップってそもそもどういうこと?
1 授業や学級経営でうまくいったとき,いかなかったときのことについて分析できる力
何事もない生活の中に,“今日めちゃくちゃ授業うまくいった”“今日子どもの成長を感じた”なんて時があります。また,それとは逆に“今日ダメだった”なんて時も・・・
そんな時が振り返りのチャンスです!!
“何でだろう?”と自分に問いかけて,自分なりに分析していけば良いのです。この分析を継続していくことによって,自分の中でうまくいく時とそうでない時の仮説ができていきます。自分の中の哲学を持つことができればかなりレベルアップしたということになるのではないでしょうか。頭で考えるだけでも良いのですが,人は忘れてしまう生き物ということや,これまでのエピソードとつなげて考える必要があるためメモ書きで記録しておくことがオススメです。
2 子どもの見方を変えることができる力
振り返りをすることによって,自分の子どもへの見方が凝り固まっていたことに気づくことがあります。この子にこういう関わり方しかできていなかったことが原因なのかもしれないと仮説を立て,自分が変わることによって,その子がより良く成長できるようになります。これも振り返りを重ねていたからこそ見えてきます。
3 僕がふりかえりを行うことで変わることができた事例
僕は,ふりかえりをすることによって変わることができた経験あります。
その中の一つです。
『ある子ども2人が班ごとに遊ぶ時間になっても全然遊びに行かないことがあった。この2人は元々集団で遊ぶことが得意ではなく,まして異学年と遊ぶなんてもっての他であった。そんな中,僕は初めは“みんな遊んでいるから行かなくちゃ”と声をかけていたが,どうにもその2人は動こうとしなかった。しかし,どうせなら2人にも遊んで欲しいと思い,“じゃあ,先生と遊ぶか!!”と言うと2人は“うん!!”と言って一緒にかくれんぼをして遊んだ。2人は異学年で遊ぶという本来のことはできなかったが,少なくとも遊んでいるときの2人の目はすごく生き生きとしていた。この後から,僕のその2人の関係性も以前より良くなったし,僕自身がその2人を愛おしく感じるようになった。』
こんなふうに新たな子どもの一面に気づいたり,見方を変えている自分に気づいたり,先生が新たな自分に出会い直すことはものすごく子どものためになると僕は確信しています。
さらにこの出来事を記憶ではなく記録し,自分がどんなことを感じていたのかを書くことで,そのスピードは加速します。
“子どもが変わる前にまずは自分が変わる”ある先生がおっしゃっていた言葉ですが,僕はかなりこの言葉を大切にしています。
子どもへの見方を変え,子ども一人ひとりを大切にできる教員でありたいものです。
後,こんなふうに先生がハッとしたエピソードは学級通信等でお家の人に紹介するとより良いかもしれません。
4 休みの日にもレベルアップ!!【職場以外でも語る】
以前,職場以外でも教育について勉強するとメリットがあるということについても書きましたが,休みの日などにもちょっと勉強することもかなりレベルアップできます。
記録してあるふりかえりを共有して,多くの視点から教えていただけることで,さらに子どもの捉え方が広がります。
5 終わりに
今日は教員としてレベルアップするために,“ハッとした時に振り返る”と良いということについて紹介しました。
他にも,レベルアップできる方法があればぜひ,教えてください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
では!!