この前の土日,教員採用試験だった自治体は多くありました。
僕が住んでいる長野県も教員採用試験が行われました。
僕の弟の友達が試験を受けたようです。
小論文または集団討論では“チーム学校”というテーマがあったようです。
文科省HPでも,これからの学校はチームとしての職員集団が重要だと書かれています。
今回は,チーム学校に関する僕の考えを書いていきたいと思います。
目次
1 チームの良さ①【それぞれの良さを発揮し合う】
文科省のHPに書かれているように,教職員一人ひとりの得意分野をどんんどん出し合うことは学校をより良くすることにつながります。
要は,何か突出したものや少しでも得意なものがあったらどんどん出していきましょうということです。ちなみにもっているのに出さないのは本当にもったいない・・・
例えば,ICTが得意な先生がいたら,ICTの使い方やスクラッチやZoomの研修も開いてもらい,みんなが使えるようどんどん教えてほしい
あとは,“教科担任制”もそれぞれの先生の得意分野を生かすことにつながる仕組みです。
学校ごとにはもうすでに始まっているところもあります。
これはだいたい小学校高学年ごろから始まりますが,学年の先生が教える教科を分けて,そのの先生が学年全クラスに決まった教科を教えるという仕組みです。
A先生は全クラスの国語,B先生は全クラスの算数,C先生は全クラスの社会のようなイメージです。
教科の専門の先生がいるのであれば,専門の先生に教えてもらった方が良いにきまっています。
教科担任制についての記事はこちら↓↓
2 一人では対応しきれない実態
今の学校は,担任一人で子どもたち全員の学びを保障するということは難しいです。
全員で子どもを見るという姿勢はかなり大事だと現場の経験から感じています。
3 チームの良さ②【働き方改革につながる】
一人に仕事が偏るというのも現場のあるあるです。、
例えば,体育主任は特に業務量が多く,運動会の計画づくりや校庭の準備,プールの管理などなどかなりの偏りがあります。
また,研究授業を行うとなると,指導案を書く,授業の準備をするなど,かなりの負担になります。
そんな時に,力を貸して,その先生の負担を減らすという姿勢が大切になってきます。
大変な先生がいたら,そっと手を差し伸べられる人に自分自身がなりたいなあと感じています。
(そもそも業務量jに偏りがあることがおかしいんだけれども)
4 チームの良さ③【子どもの見方が広くなる】
一番チームとしての重要なポイントは何と言っても,子どものことを語り合うというところです。
担任一人だと,どうしてもクラスの子どものことを俯瞰して客観的に見ようとしても,いつのまにか偏った視点で見てしまうことがあります。
そんな時は周りの先生からクラスの様子や子どもの様子を教えてもらうことで,子どもの見方をあらゆる視点から見れるようになります。
「あ,この子って実はこんな子だったのか」「このクラスってこんな感じなんだな」と知ることができれば,子どもをより深く理解することができるようになり,子どもとの関わり方を変えるきっかけにもなります。
僕自身,子どものために変わり続けるはかなり大切だと思っています。
なかなか一人では変わりづらいからこそ,いろんな先生と対話をしていく必要があります。
それがチームです。
↓↓↓
5 気をつけるポイント【教職員一人ひとりの裁量が少なくなり,スタンダード化してしまうこと】
チームとして気をつけなければいけないことは,担任の先生一人ひとりの裁量が小さくなってしまうことです。
例えば,【スタンダード化】
学力を上げるために,どのクラスも授業を同じ方法で行うようにする,発言の仕方をグー→付け足し・チョキ・質問とかにするなどなど・・・
これを学校で揃えることはとても危険です。
例えば,クラスの実態はそれぞれ違うのにも関わらず,同じ方法で行わなければいけない。もし,この枠が合わなかった子はどうなるのでしょうか。
僕は,初めからパターンありきではなく,クラスの全ての学びやすい方法を子どもと一緒に考えていくことが担任の役割だと思っています。
6 終わりに
チームとしての学校の在り方について書きました。
どんなチームであれ,やはりチームとして機能することができれば,1+1=2ではなく,1+1は3にでも4にでもなります。
逆に,機能しなければ1+1=0になってしまう場合もあります。
そうはならないために,どんなチームが良いチームなのか,常に頭の片隅に入れておく必要がありそうです。
他にもチーム学校ってこういうものだということがあればぜひ教えていただきたいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
では!!