・求められている教員像
・コロナ状況下の試験において大切なこと
・面接や小論文で問われること予想
コロナによって学校がこれまでにない状況になっている中、毎年7月に行われる教員採用試験は例年通り行なわれる自治体があります。
今年は、確実に『コロナウイルスに関連したこと』が主に聞かれること間違いなしです。
目次
1 教員に求められていること【急な変化に対応できること】
①文科省ホームページにはこう書いてある!!
文科省ホームページには次のように載っています。
要約すると
①教育者としての使命感・情熱
②地球的視野に立てること
→変化に対応・人間に対する理解
③教育の専門家としての力量
→子ども理解・学級づくりや教科指導の実践的指導力
④総合的な人間力
→社会性・礼儀作法・コミュニケーション能力
が大切ということです。
ハート面とスキル面、両方兼ね備えている必要があります。
ま、そんな完璧な教員はいないと思いますが、、、
むしろ完璧と思ったらおしまいです。
完璧と思った瞬間、変化に対応できなくなりますから笑
②個人的に大切なこと【当事者意識をどれだけもてるか】
「国や県、市が対応してくれるからいいや」
そんなふうに待っているだけでは、状況が良くならない中で、子どもの学びや心の健康を保障することはできません。
今回のことで目に見えて分かりました。
「誰かが何とかしてくれるからいいや」
ではなく、
「自分に何かできることはないか?」
「本当に今やっている対応は正しいのか?必要なのか?」
「他の自治体や世界はどのような状況なのか?」
「もっと良い方法はないのか?」
を常に考え行動できるといった〝当事者意識〟をもてることがこれからより一層求められている気がしました。
後手に回るのではなく、先手に回ることが大切だと感じています。
これはおそらく文科省から出ている
①教育者としての使命感・情熱
②地球的視野に立てること→変化に対応
に当てはまります。
2 文科省で求められている教員像。コロナ状況下で考えると?
①教育者としての使命感・情熱
コロナ状況下で
・子どものことを第一に考えて行動できる
・周りの状況や世界の情報収集を怠らない
・より良い学習の方法(ICTの活用)を前向きに行うことができる
・生活リズムが不安定になってしまった子に適切な対応ができる
②地球的視野に立てること
→変化に対応・人間に対する理解
コロナ状況下の中で
・未知のことにも冷静にかつ迅速に対応できる
・この時期だからこそできることを考え実践できる
・休校中の子どもの気持ちや背景を考え、共感することができる
③教育の専門家としての力量
→子ども理解・学級づくりや教科指導の実践的指導力
コロナ状況下で
・3密に気をつけながら、より良い集団づくり・創意工夫のある授業を行うことができる
・家庭で自律的に勉強できていない子、学習に遅れのある子がいるという状況に鑑み、個別の支援を適切に行うことができる
④総合的な人間力
→社会性・礼儀作法・コミュニケーション能力
コロナ状況下で
・コロナによる多くの変化や対応の仕方の違い、考えについて、感情的にならず冷静に議論できる
※こんな完璧な人はいません。あくまで指標です!!
3 コロナに関連した質問例
では,具体的にどのようなことが問われるか質問例を書き出していきます。
①教育者としての使命感・情熱に関連した質問
コロナ状況下で
・児童・生徒とどのように信頼関係をつくっていきますか?
・教育熱心な先生とはどのような先生ですか?
・この大変な状況の中で、試験を受けようと思った理由はなんですか?
・教育現場の課題はなんですか?
②地球的視野に立てること(変化に対応・人間に対する理解)関連した質問
コロナ状況下で
・最近の気になるニュースはありますか?
・オリンピックが延期・各大会が中止になりましたけど、どのように感じていますか?
・突然の休校についてどのように感じましたか?
・分散登校についてどのように思いますか?他にも良い方法はありますか?
・児童・生徒の心のケアをどのように行いますか?
・今の児童・生徒に必要なことはなんですか?
・児童・生徒に一番伝えたいことはなんですか?
③教育の専門としての力量に関連した質問
コロナ状況下で
・学校に来れない中で、基礎学力をつけるために何をしますか?
・学校に来れない中で、集団づくりをどのように行なっていきますか?
・学力差が大きくなると言われていますが、どのように埋めますか?
・宿題をどのように出しますか?意欲的に取り組むためにはどのようにしますか?
・自律的な児童・生徒をどのように育みますか?
・グループ活動ができない中で、どのように学び合う授業を行なっていきますか?
④総合的な人間力に関連した質問
コロナ状況下で
・学校の方針に納得のいかない時にどうしますか?
・感染リスクから学校を休ませる保護者の方にどのように対応しますか?
・自粛は辛くなかったですか?ストレス発散をどのように行なっていますか?
・自粛中はどのように過ごしていましたか?
4 おわりに【完璧な人はいないのでご安心を】
求められる教員像について具体的に書いたいきましたが、安心していただきたいのは、こんな完璧な教員がいません!(おそらく)
僕の場合は、スキルが圧倒的にありません!!←ショック泣
大学時代はほぼ無勉強でしたから笑
つまり教育について本気で勉強し始めたのは、現場に出てからです。
しかも学級づくりや理科以外の教科は現在3年目の超未熟者です・・・
大学時代にふざけていたこんな僕でも試験に合格することができました。
結局のところ試験で大事なことは〝どれだけ教育に熱くなって、子どもたちのために今できる全力を注げるか〟ということだと思います。それでも、スキルレベルのこと(コミュニケーション能力や同僚性、指導・支援スキル)は、やる気次第でこれからいくらでもレベルアップできるはずです。
今後も試験対策について書いていきますので、参考にしていただけると嬉しいです。
では!