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【早く帰ることを意識しすぎて大事なことを疎かにしていませんか?】職員室で大切にしたいこと

突然ですがみなさん,職員室ではどのように過ごしていますか?

新年度がスタートし,事務仕事,授業準備,行事の計画,学年での打ち合わせ,学級・学年通信づくり

などなど色んな仕事をしていると思います。

 

心の中で「早く帰りたい」そんなことを思いながら仕事をしている人が多いのではないでしょうか。

働き方改革や教員のブラック残業が騒がれいるからこそ,早く帰るという意識で働いている人は日に日に多くなっているように感じます。

ツイッターを見ていると基本的にそうです。

 

でも,「早く帰りたい」この思いが強すぎると,非常に危ういんじゃないかなあと最近感じるわけです。

そこで今回は,「職員室で大切にしたいこと」について僕なりにまとめたので,紹介していきますね!

1 職員室はとにかく同僚とのコミュニケーションを大切に!!

「職員室で何が一番大事か?」と聞かれると僕は「同僚とのコミュニケーション」と答えます。

「早く帰る」これを意識し過ぎて,先生達と話をしなくなることはめちゃくちゃもったいないことなのではないかと感じています。 

僕が先生達と話の中で大事だなあ・良いなあと思うのは以下の通りです。

 

1 子どもの話

まずは子どもの話です。

1 子どもと出会い直す

神様でない限り,先生は子どもの全てを知ることは不可能

だからこそ,子どものことを分かろうとする,その姿勢を僕は大事にしていて,そのために色んな先生と子どもの話をすることを心がけています。

色んな面から子どもを見ていただくことによって,子どもの新たな一面に気づくことができます。先生方はすごく丁寧に教えてくださり本当にありがたいです。

「今日,この子がこんなことしていたよ」というエピソードを共有することだけでも十分意味があると思っています。

 

2 チームで子どもを見る

担任一人ではなく,“複数の大人の目で一緒に子どもを見ていく”というチームとしての同僚性も今後ますます重要になってきます。

以上のことから,子どもの話を大事にしています。

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 2 行事についての話

行事をどのような形にしていくかは担当だけでは決めることができません。関わる先生方や教務の先生など様々な先生の意見を聞くことを僕は大事にしています。チームとしては当たり前の話ですよね。

 

1 色んな意見をいただく

職員会などで急に提案するというよりは,事前に色んな方のご意見をいただくと良いです。巷でいう「根回し」とはちょっと違います。

「根回し」というと自分の方向への味方をつけるという印象ですが,僕の場合は,意見をいただき,民主的に決めていくということを大切にしているだけです笑

 

後は,行事のやり方を変える時や短縮する時などは,保護者の方の意向などもあり変わることが難しい場合もありますが,そういう場合も事前に管理職の先生にお聞きし,“変えることは可能か?変える方向で計画を立てていって良いか?”を聞き,計画を立てる方向性を決めることにもつながります。

 

2 気軽な会話だからこそ意見を言いやすい

職員会での議論ではなく,気軽な会話だからこそ意味がある

職員会で発表するのって勇気がいりますよね。これは先生方は“全体の前で発表したくない”だけであって,考えをおもちでないというわけではないと思います。

 

職員会という意見を言いづらい場所ではなく,気軽な会話でなら意見をたくさんいただくことができます。色んな方からご意見をいただいた上で決めていく方が良いですよね。

以上のように,意見を言いやすい環境ってやっぱり違うので,意見を言いやすいような仕組みをつくっていく必要があります。

 

2 近年の「早く帰る」=「働き方改革」の考え方について

1 「自分の仕事をしてスッと帰る」働き方ってどうなの?

近年,色んな働き方改革法が出てきて,教員の仕事の生産性を上げようといいう試みがなされている。

たしかに学校での仕事は,テクノロジーの力を使ってもっとデジタル化したり,教育的に効果が薄いものを削ったり,生産性を上げられることは山ほどある。

ちなみに僕が思う,ことは例えばこんな感じ

デジタル化

お金の入金システム(まだ集金が手渡しです泣)

通知表・出席簿・要録の一体化(同じことを何回も別のところに書いています)

備品管理(台帳での管理がめちゃくちゃ煩雑,昭和時代に購入しの備品等,探してもない物もかなりある)

全てのプリントの印刷(紙ベースで必要のないものは印刷しなくても良い)

教育的に効果の薄いもの

長期休み後の科学作品展(準備がけっこう大変)

長時間行う行事(必要だけどさすがに準備時間を取り過ぎてしまっている)

ただ,上に書いたように実際になって生産が上がったからと言ってこれでオッケーということでない。 

“なぜ,学校の働き方改革が行われているか?”という前提に立ち返ると,あまりに生産性が低すぎるため,本来大事にしなければいけないことに時間を使うゆとりがないということが現状あるからである。

子どもについて話すことは本来かなり時間をかける必要がある部分です。この時間をたくさんとれる学校でありたいなあと感じています。

 

2 子どもの話は本質的な部分

生産性を上げた部分,子どもの話と言った本質的な部分に時間を使いたいなあと思います。

子どもの話を積極的に先生達と共有し,新たな子どもの一面を発見するだけでもかなりの価値があります。

新たな子どもの一面を知ることで,もっと子どものことが好きになっていきます。

好きになったら僕はもう勝ちだと思っています。

これは僕の経験談ですが,子どもとの関係性が一気に良くなります。

子どもは,先生が自分の見方が変わったことに自然と気づくからです。子どもはそういうことにものすごく敏感です。

 

3 終わりに

僕自身「同僚とのコミュニケーションが大切」と言いながらも,自分の仕事に集中してしまい周りの先生とお話しすることを疎かにしてしまう時があるので,もっと意識して“おしゃべり”に徹していきたいと思います!!

ただ,おしゃべりをし過ぎると帰るのは遅くなったりと働き方的には良いとは言えないので,無理のない範囲でおしゃべりをしてみる,実践してすることが必要かと思います。

では!!

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