イケミ先生の『教育への想い』

【読書のすすめ】アドラー心理学②

本日もアドラー心理学です。

まんがで身につくアドラー 明日を変える心理学―――誰でも3日で変われる。(Business ComicSeries)

 

今日は、「不完全である勇気」について

 

世の中には「常に完璧でありたい」と感じている人がいます。

「失敗は許されない」

「できること,成功することが正義」

これが人生の成功を意味すると思い込んでいる人が一定数いると思います。

 

実はこれってかなり危険な考え方です。

 

その人は、「できること・成功すること」によって自分の優越感獲得しています。

なので、もし失敗をしたら優越感からの転落も何倍も激しく、劣等感を感じやすいです。

 

さらに、このような経験をすると、劣等感を感じることがこわくなり、挑戦することにもためらうようになってしまいます。

 

これは学校でもよくある話です。

「できる・できない」のみの評価軸で子どもを見る

「失敗=悪」という価値観で子どもを見る

 

結果のみで評価しているうちは、子どもも、上に書いたように「完璧主義」になるか、あるいは完璧であることをあきらめ「挑戦しないからだ」になっていくのだなと思います。

 

そこで、先生が子供を見るときに大切なことは、結果ではなくプロセスで子どもをほめること

他者と比べるのではなく、今のその子の姿と過去のその子の姿をつなぎ、変化を捉えることが大切ではないかと感じます。

 

このように考えると、アドラー心理学って学級経営と密接に関わる部分がいくつもあります。

 

では、今日はここまで

最後までお読みいただきありがとうございました。

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