イケミ先生ブログ〜教育についてひたすら考え続ける教員〜

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【教育観】子どもを尊重するための授業方法【目的を子どもの問いや願いに!!・方法は自分なりに!!】

子どもに対して

「◯◯しなさい」という指示

最近はあまり聞かれなくなってきましたが,“〇〇しなさい”ってすごく命令口調の上からの指示ではないですか?

これって,子どもを尊重していますか?

僕はしていないと感じます。

〇〇しなさいは,子どもを操作する対象として見ているものです。

インターネットで“〇〇しなさい”で調べてみると,

「〇〇しなさいという言葉は子どもの能力をつぶす」なんて記事も出てくるほどでう。

 

最近,“子どもを尊重するってどういうことなんだろう?”と考えることに夢中になっています。

この記事では,

①授業中,子どもを尊重するとはどういうことなのか?

②尊重するための方法

について書いています。

 

過去の記事はこちら(まだ読まれていない方は,下の記事をご覧ください)↓↓

先生の言うことを聞かずに,自分のやりたいこと・やりたくない子をどう捉えるかということについての記事です↓↓↓

www.ikedisk.com

授業中にモチベーションの上がらない子をどう捉え,どう対応していけばよいかについての記事です↓↓↓

www.ikedisk.com

 

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では,早速いきたいと思います。

1 そもそも,“なぜ子どもを尊重すること”について考えているのか 

そのバックグラウンドには,自分自身が

“自分は子どもを尊重することができているのかなあ?”

“この方法で子どもを尊重したことになるのかなあ?”

と感じることがこれまで幾度となくあったからです。 

また,子どもを尊重することができれば,子どもは“自分は大切にしてもらえている”と承認欲求を満たしながら,安心感をもって自己実現をしていくことができます。

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マズローの5段階欲求です。

かなり有名ですが,ある欲求が満たされると,上の欲求に行くことができるという考えです。

上の欲求に行けば行くほど良いです。繰り返しになりますが,上の欲求の行くためには安心感がとても大切で,そのためには,“自分は大事にされていて大切な存在だ”と感じることが必要です。

 2 授業での子どもを尊重する方法

①【勉強の目的は誰のものか?】目的を子どもの問いや願いに

勉強する目的は,勉強する人によって変わってくるわけですから,勉強の目的が先生から与えられるなんて話は本来おかしいわけです。

“勉強する目的がしっかりと子ども自身の目的になっているのか?”この視点で授業改善を続けて行くことはとても大切です。

例えば,3桁どうしの筆算を勉強する導入で

①先生から子どもへ,“3桁どうしの計算をできるようになるということが今回の目的だよ”と与える。

②子どもが自ら,“何としてでもこのどうしても解きたいから,3桁どうしの計算ができるようになりたい”と子どもが感じて動き出す

①と②のどちらが,子どもを尊重していると言えるでしょうか?

 

①の方は,新しい勉強だから頑張ってときましょうという先生からの隠れたメッセージが込められています。

しかし,②の方は,先生はある具体的なシチュエーションを提示したり,子どもの日常の中から問題になりうる場面をもってきて,子どもの問題意識を生み出すように支える。

 

明らかに②の方が子どもを尊重しています。

算数ありきで考えるのではなく,子どもの生活を丸ごと受け止めて,そこから子どもの興味,関心で勉強できるように環境を整える,そんな先生を目指していきたいものです。

②問題を解決するための方法は子どもなりに

問題解決する方法は,その子が選んだ方法でまずはやってみるということは何よりも子どもを尊重する上で,大切です。

 

例えば,上の“3桁の計算の仕方を考える ”のであれば,いろんな方法が出てきます。

・既習の2桁の計算を生かして3桁の計算でも同じように計算してみる

・筆算を使う

・位に分けて考える(100・10・1がそれぞれいくつ)

・お金を使って考える

など

そんな子どもたちなりに編み出した方法を大切にしていき,実際にその方法で解いてみるように促していきたいです。

 

しかし,どうしても学校の授業になると,効率を求めてしまい,そんなふうに子どもの出したアイディアを扱えないことがあります。

例えば,3桁の筆算だと,効率的なのは明らかに筆算ですし,その後の流れ的にも筆算を扱って行くので,“筆算”の方法で問題を解くように促してしまいます。

せっかくの子どもの発想を狭めてしまいかねません。

最悪子どもは,“先生の求めている答えは何だ?”と先生の正解探しの方向に進んでしまいます。

これには十分気をつけたいです。

“目的が決まっていれば,そこまでの行き方は自由”そのことを念頭に置きながら,実践を重ねていく必要があります。

3 相互交渉の中で生まれる,尊重し合う関係性 

 ① 「◯◯しようと思っているんだけどどう?」と子どもに提案する

何か先生が“こういう活動ができたら良いなあ”ということがあって子どもに伝えるときにも,子どもを尊重しているかどうかが現れます。

「◯◯をします」ではなく,「◯◯しようと思っているんだけどどうかな?」と子どもに聞いてみる姿勢が大切です。

このように聞くだけでも,“あ,この先生は自分たちの気持ちも聞いてくれるんだなあ”と思ってくれると幸いです。

例えば,

音楽会の曲決めでも、「今年はこの歌を歌います」ではなく,

「こんな歌を考えているんだけどどう?」または「何を歌いたい?」に変える

 これだけでも,かなり変わってきます。

他にも,何か実行するときは子どもに提案をして了解を得る,民主主義としては当たり前のことです。 

② 子どもの声を聞く

授業で子どもが何に問いをもっているのか?困り感があるのか?

丁寧に見ていく,観察して,声をかけて支える

 当たり前のことですが,子どもの声なき声にも耳を傾けていく必要があります。

4 おわりに

「こんなの理想論じゃん」と言われるかもしれませんが,そんなことはありません。

学校は子どもが主役になる場所です。

先生の顔色を伺いながら生活する場所ではありません。

僕自身も日々の子どもへの関わり方を振り返りながら生活していかなければいけません(^^;;

では!!