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初任者教員向け働き方改革法【早く帰るためには勇気が必要です】  

 

この記事はこんな方にオススメです

・早く帰りたいけど業務量が多すぎて早く帰れない

・早く帰る方法が分からない

・周りの先生との兼ね合いで早く帰りづらい

 

6月になり学校が平常に戻ったら,早く帰れないことが懸念されます。

 

学校の働き方改革が叫ばれている中,なかなかその改革が前に進んでいかないことにもどかしさを感じている方も多いのではないでしょうか。特に初任の先生って特に目の前のことで精一杯,仕事のスピード,周りの先生達との歩調を合わせるといった理由でなかなか早く帰ることができません。僕もその中の一人で,どうすれば早く帰ることができるか2年間考えてきて試行錯誤してきました。その経験から,自分なりの働き方改革法を考えたので,書いていきたいと思います。

 1 そもそもなぜ働き方改革がこんなにも話題になっているのか?

学校の働き方改革は,「仕事の生産性を上げる」といった企業の同じ側面もありますが,さらにもう一つ大きな問題点があります。

それは【残業代が時間に対して支払われない】ということです!!!

この記事を読まれている方は、給特法は既にご存知でしょうか。その給特法が2つの大きな問題点を孕んでいるということから最近かなり話題になってきています。既に知っている方は読み飛ばしてください

①教職調整額の金額がおかしい

教員は給料の他に給料の4%が教職調整額として毎月支払われます。僕くらいの歳だとだいたい10000円前後です。この教職調整額は残業代にあたります。

この教職調整額と残業代の実態があっていない。

なぜなら,1時間残業しても10000円、80時間残業しても10000円だからです。僕の場合残業代は基本的に50時間はざらに超えているので時給200円で残業していることになります。中学の先生になると部活があるので、僕よりもさらに安いと思います。おかしな話です。

②時間外勤務の条件を逸脱した時間外勤務がある

時間外勤務は校長が命ずることができるのですが、校長が時間外勤務を命ずることができるのは、超勤4項目というもので決まっています。この超勤4項目は校外実習、行事、職員会議、非常災変の4つです。

つまりこれ以外に時間外勤務をする必要が法律的にはないはずなんです。ですが多くの教員がこれで残業しているかというとそうではありません。部活動、授業準備、事務作業、生徒指導案件がほとんどです。勤務時間内に終わらないから結局時間外にこれらをしないとどうしようもないんです。

 

こうなると,対価がないのに働ける方に僕は心から尊敬しますが,果たしてそれは持続可能かと言われるとそうではありません「子どものために,子どものために」と働き続け,最終的に体調を崩してしまう先生達が年々増えています。この流れを阻止するため,学校組織が一丸となって取り組まなければいけない大きな課題です。

この点について詳しくは,名古屋大学准教授の内田良先生やツイッターで話題の斉藤ひでみさんのツイートや著書をご覧ください。

 

教職を持続可能なものにするために,僕なりの対処法を悩み別に書きましたので,参考までにご覧下さい。

2 早く帰りたいけど業務量が多すぎて早く帰れない人への対処法

①空きコマである専科の時間全力を注ぐ

空きコマである専科の時間は担任にとってものすごく重要です。特にトラブルがなければ一人で動ける時間です。事務仕事、授業準備、来週の時間割、テスト採点お便りはなるべくこの時間に行うように意識しましょう。そうすれば放課後は、学年で行うことのみが残るようになります。学年での仕事が終われば帰れるという流れになります。

②長期休みに授業準備を大体済ませておく

上の方法を見て、授業準備が専科の時間内に終わるわけがないと思う人がいると思います。実際100%本気で行えば終わるわけがありません。なんてったって授業準備は突き詰めれば突き詰めるほどキリがありませんから。僕の場合は,単元のねらいや大まかな流れはは長期休みなどに事前に考えといて(ここは全力で行います)、専科の時間にはその週の授業の内容のシュミレーションだけするようにしています。そうすれば専科の時間中に準備が終わることができるはずです。

③全てを100%でやろうとしない

上にも書きましたが,授業準備は終わりがありません。とすると全部を本気で行い続けるはかなり難しいです。なので,大事なポイントだけ押さえて抜くべき場所は抜いた方が良いです。僕の場合は,「子ども達が問いを自ら生み出す」を授業の核にしているので,子ども達がどのように問いを生み出していくかということを重点的に考えています。自分達の立ち上げた問いであれば,子ども達は自然に考えていくという考えが根底にあるからです。“ここは力を入れるぞ”ということを意識すると,自ずと他のところの力が抜けてくると思います。

3周りの先生との兼ね合いで早く帰りづらい人への対処法

①早く帰る勇気をもつ

なかなか若いと帰りづらいです。ただ、それは言い訳に過ぎず結局のところ帰る勇気がないんです。

「先輩の先生がまだいるのに帰るなんて気が引ける」

「お世話になっている先生の力になりたい」

そんなことが頭によぎり,帰れないのではないでしょうか。もちろんその考えは否定しませんし,むしろ素晴らしいことだと思います。

ただ注意しなければいけないことは,

“自分の時間を生きているのかどうか”

ということです。

もしそうでなければ帰った方が良いです。自分の時間を生きていないで,かつ仕事をしている,その上対価もない,これは究極の理不尽です。

なので,一歩踏み出す勇気をもちましょう。

そうすればきっとそのことが“当たり前”になっていきます。

②自分の成長のためだと思い残業する

「早く帰りたいのに帰れない」そんな日々が続くと,その心境を抱えていることそのものがストレスになってきます。もしそうなってしまった場合は,早く帰るということは諦めましょう。むしろ「将来への投資」と思ってポジティブにいくという選択肢も人によってはあるのでは?

4 早く帰りたい=ラクをしたいというわけではない

「子どものために自分の時間を削ってまで働くべきだ」という意見に対して、「果たしてそうだろうか?」という疑問をもちます。

なぜなら遅くまで働きすぎて次の日に疲れが残っている。そうするとどうなるかというと、自分の心のゆとりがなくなってしまい、子どもとの関わり、子どもを見る目、やる気、全てが疎かになってしまいます。こうなってしまってはいけません。だからこそ早く帰ってストレスフリーの生活を送れるようなライフスタイルを追求していきましょう!

※子どものためならどれだけ時間を割いても構わないという方は別ですよ笑

5 働き方改革の根幹は「生き方が多様化」しているということ

個人的な見解ですが、今の時代ってこれまでよりも生き方が多様化していると思うんです。

これまでは長時間働いて寝て次の日も同じように生活する、それが当たり前であったかもしれません。

しかし、今の時代は企業では副業への規制も緩和されてくるなど、一つの企業で働くというよりもむしろ、兼業の方向へシフトしています。こんな流れもあり、教員も数年後には兼業ありになるかもしれません。

仕事でなくても、趣味の時間や友達との新たな事業を生み出すなど、生活がよりミニマム化することによって幸せを感じるという人もいます。

生き方の多様化により,働くことへの考え方も時代とともに変わってきていることは確実です。

6 おわりに

少なくとも僕は教員という仕事も大好きですが,教育を通していろんな活動をすることも大好きです。様々なことにチャレンジできる現代だからこそ、多くのことにアクションを起こしていき,自分のできることを広げていくことに楽しさを見出しています。そんな生き方を僕は大切にしています。 

ある先輩の言葉が今でも頭の中に残っています

「仕事はあくまで生活の一部。仕事をするために生きるのではなく、生きるために仕事をしているんだよ」

本当にその通りだなぁと感じています。

自分に合った仕事の仕方を追求していくで良いと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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