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【超AI時代突入!!】AI先生『Qubena』について考えてみた【算数・数学の授業が大きく変わる】

明治初期の学制の公布という学校教育に大きな波風を立てた法律?から150年が過ぎようとしている。

これまでの教育は工業社会で活躍できる人材,いわば“言われたことを言われた通りに行動できる人材”の育成に向けて取り組んできた。

その教育が今大きく変わろうとしていることは俺が言うまでもない。

 世はまさに個別最適化の時代。

従来の一斉指導という枠組みを疑う時代になってきた。一斉指導はとても効率が良いけど,本当に子ども達って理解しているの?という疑問がやはり残るし,教師の力量によって子ども達のモチベーションは大きく変わるし,様々な問題が生じる。

個別最適化をして,自分のペースで学習できるってことが子ども達にとって一番自然体なことだよね(理解に時間がかかるならゆっくりすれば良いし)、そして一斉指導のように言われたことを言われた通りにするのではなく,自らを律して自分で考えて学習できることがこれからの時代求められるようになってきたっていうことも個別最適化の流れの背景だと思う。

 

じゃあ,どのようにして個別最適化をすれば良いか?

昨日最強のAIアプリを知った。

それが,“Qubena”という算数・数学のアプリだ。

“Qubenaとは何か?”ということについて簡単に説明すると,個々の習熟度によって一人ひとり異なった学習教材を提供してくれるアダプティブラーニングマシーンである。一つの問題が与えられたとき、学習している人がその問題を解決するための既習事項を理解していない場合は,AIがそれを分析してくれて必要な既習事項の復習に戻ってくれる。従来の一斉授業では,既習を知っている・使えるという前提で学習が進んでいるため,もしそこで躓いてしまうため,本時の問題を解けるはずがない。結局躓いてしまって子は,本時の問題が解けずに満足感を得ることなく終了→算数苦手→勉強嫌いというループに陥ってしまう。Qubenaではそんなことは一切なく,AIが個々の苦手分野を解析してくれて一つ一つ丁寧に教えてくれるわけだから,躓いてもすぐに解決してくれる。何十人も相手にしている教室では,担任一人が全員の躓きに寄り添うということは不可能であるが,タブレットが一人一台あってQubenaという名のAI先生がいれば、一人ひとりの躓きに寄り添ってくれる。要はただの最強神アプリ。

他にもメリットは超たくさんあるので、調べたことを踏まえて考えていきたい。

逆にデメリットは存在するのか?仮にデメリットがあったら,どのように対策していくかも考えていきたい。

1 Qubenaによるメリット

①めちゃくちゃ高速かつ効率的に学習できる

AI先生によるアダプティブラーニングであるため,とにかくスピードがめちゃくちゃ速くかつ効率的に学習できる。もしかするとはやい子は1学期中に一斉指導で行なっていた際の1年間分の内容を終えてしまうかもしれない。定着もしっかりできていて,テストなどでも学力アップにつながっているという結果が出ている。また、効率的な学習によって生まれた余剰時間を別の活動に充てることができる。Qubena製作者の方も“未来を生き抜く力”を育むために,Qubenaで高速で勉強を網羅し,その余剰時間で STEAM教育などの探究に当てた方が,これからの答えのない時代にとっては良いと述べている。

 

②働き方改革の促進

今俺は,毎時間算数の教科書の問題のところや必要なところをコピーして人数分印刷するということをしている。これを1年間行うと結構時間がかかる。また算数だけでなく他の教科の教材研究にも時間を使いたい俺にとってはこの印刷って結構しんどい時がある。けど,Qubenamを使えるようになれば,もう印刷とかの必要はなく,もっと教材研究したいところに時間を費やすことができる。Qubenaは自分自身を“働きたいように働く”ためのお手伝いをしてくれる。

 

③タブレットというおもしろマシーンで子ども達の“やりたい”という気持ちがさらにアップ

教師が主導の授業って“何を教えるか”というよりも“誰が教えるか”っていうのが、結局のところ子ども達にとってはめちゃくちゃ大きい。この先生は雑談が面白いし,優しいし,だから◯◯の教科が好きになるってよくある話。一方で残念なことにその逆もある。先生や友達と学習するという現代に合った子であれば今のままで良いかもしれないが、そうでない子にとっては、Qubenaでの学習の方が良い気がする。タブレットでの学習ってゲーム的な感覚もしておもしろいし!

 

2 デメリットとその対策

①教師の役割の変化に自分自身が適応できるかが心配

まあこれはデメリットというか教師の“ティーチング”というコンテンツの教授の多くがAIに代替され,学び方や思考法を教えたり,“コーチング”したりする方向に大きく変わっていく。これに自分自身が適応できるかが心配。教師の資質・能力として普遍的なものももちろんあるが,変遷していく部分も大きくある。

 

②Qubenaは内容を教えてくれる→これから必要なのは数学的な思考法

これからどんどん進化してくるかもしれないし,そもそも実際に使ったこともないから何とも言えないが,Qubenaは知識・理解ベースに大きく寄っているように思う。それで良いのかなあ?これからの資質・能力育成ベースになった時に必要なことって大きく3つあると思う。

A事象を数理の世界にもってきて問いを立ち上げる→問題発見力

B問題を解くために使える“既習”という名の武器を色んな武器の中から“これが使えそう”と頭の中から拾ってきて解く→既習と問題を結びつけ力

C出てきた複数の考え方を統合的・発展的に捉える→思考力,判断力  

簡単に言うと,数学的な思考法みたいな感じかな。理科にも課題探究のサイクルっていうのがあるけど,算数でもそのサイクルの経験を積んでその思考法を獲得するって重要な気がする。Qubenaって教えてくれるイメージがあるからA〜Cの要素が果たしてあるのか疑問。ま,全ての内容についてそういったA〜Cのことできるわけないけど,時にはそういう算数の思考法を育む場っていうのも必要だとは思う。

 

③学校に来る意味の比重が大きく変わる

Qubenaで学習で着るなら,学校に来る必要ないのではないか。従来の学校では,経済的理由に関わらず,全ての子ども達が等しく教育を受ける場としての学校であった。教師がコンテンツを教授する場だったけど,もうそれはAI先生がしてくれる。では,なぜ子ども達は学校に来るのか?という問いついて考えていく必要がこれからさらに求められていく。Qubenaによって生まれた余剰時間で,こんな時代だからこそもっと人と人がつながる良さを感じたり,新しい価値を生んだりする場を俺としては作っていきたいかな。

 

最後に,Qubenaとにかくマジで早く使ってみたいし,使って来る中で生じる問題点にも早く出会いたい。

1 COMMENT

スイミー

Qubena(キューベナ?)初めて知りました!
個別最適化
授業終了→算数苦手→勉強嫌い
“何を教えるか”というよりも“誰が教えるか”って子ども達にとってはめちゃくちゃ大きい
これらの言葉がひっかかりました。
きっとこれまでは、個別最適化は家庭が補ってくれていたのかな、と。その基盤があるからこそ一斉指導がまかり通っていた。時代的にも言われたことをやれば働けていた時代だった。
システムに頼らざるを得ないのか…親の役割とは?少し悲しい感じもします…
人を育てるのは人。そう感じるのです。
だからこそブログでも書かれていたように、教師の役割が変わってくるのかな、とも。
考えるきっかけを作ってくださりありがとうございました。

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