今回の記事は,良い集団づくりにおいて,話し合いはかなり大切だということについて書いて生きます。
夏休み,教育の目的と,そのために学級という集団をどう捉えるか,また良い集団とはどのようなということについて考えています。
集団の捉えについて
良い集団とはどのような集団かについて
では,本題
良い集団をつくるために,話し合いってすごく大切!!
話し合いというと,イメージしやすいのは“トラブルが起きた時の話し合い”
・子どもと教師の話し合い
・子どもどうしのトラブルが起きた人どうしの話し合い
・クラス全体での話し合い
話し合いの表面上の目的は,そのトラブルを解決するためというもの
でも,その目的って,目的としてはすごく小さい
もっと大事なことが2つある
一つ目に,そのトラブルを通して当事者でなくても考えることで,生き方を学ぶためということ
その場のトラブルが解決すればオッケーということではない。
そのトラブルから自分は何を学ぶかということの方が大切
クラス全体に個別のトラブルについて教師が話すときも,それは,「そういうトラブルが起きなクラスにみんなでしていこうね」とか「トラブルが起きないようにみんなはやらないとダメじゃないか」とかそういった同調圧力的に話すことは,子どもにしてみれば「そんなの自分には関係ない」ということになる。
そうではなく,普段の社会にある出来事のように,「こういうことがあったんだけどどう思う?」「もしこういうことがあったら何ができる?」とか,トラブルの当事者ではない子達が自分ごととして考えられるような,聞き方が必要!!
決して「トラブルはダメ」とか「トラブルが起きたのは◯◯の責任」というやり方はダメ。
もちろん,トラブルの当事者を傷つけない話し合いも大切
あくまで目的は,「トラブルを通して生き方を学ぶ」ということ
それに対して,「社会問題のようにトラブルを使って生き方を学ぶであれば,クラスのトラブルの話題でなくても良いじゃん」という考えも自分の頭の中に出てくるが,それについては半分賛成で半分反対
半分賛成について
たしかに,「トラブル→話し合い」,これを毎日のように行なっていたら,正直キリがない。
子どもにとってトラブルはつきもの
そして,「トラブル→話し合い」,これをやりすぎると子どもたちが「また,話し合い?」と感じてしまうようになり,逆に不満がたまっていくのではないか。
そこで,「このトラブルは良い。みんなの前で扱おう」というものついては教師の方である程度取捨選択していく必要がある。
取捨選択して話し合いを減らしすぎてもいけないし,増やしすぎてもいけない。
また,もう一つ賛成の理由としては,話し合いの内容がクラスのトラブルについてのみだと,子どもどうしの対立構造がある中での話し合いのみとなる。対立構造があると,トラブルの当事者は肩身の狭い思いをしてしまうことがある。
そこで,同じくらい社会問題など,クラスの外にある問題に目を向けての話し合いも大切になってくる。
これにより,クラスの全員が同じ土台にたって考えることが可能になる。
同じ土台の中で考えを交流し合うことは,かなり重要。
半分反対の理由について
ここには,トラブルが起きた時にクラスで話し合いをすることに対して,実はここに二つ目が隠されています。
これについてはまた次回