イケミ先生ブログ〜教育についてひたすら考え続ける教員〜

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夏休み一人教員研修8

前回までは,

より良い集団とは?

より良い集団のために話し合い(対話)が必要で,その理由と話し合いの方法はどんなものがあるか?

 

ということについて考えてきました。

 

より良い集団とは?

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より良い集団には話し合いが必要である理由と方法とは?

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今日は,少し思考を変えて,学級経営において,教師が意外と無自覚になりやすいものについて考えていきます。

 

教師が無自覚になりやすいけれども,子どもにとって大きな影響を与えるもの

それは

“教師の言葉”

 

教師の発する言葉によって,子どもは,

“この先生はどんな先生か?”

“どんな考え方なのか?”

“この先生の言葉は心の底から思っていることなのか?”

を判断します。

そして,教師の発する言葉によって,目の前の教師を信頼するか否かを判断します。

 

①子どもにとって,教師の言葉の真偽は全てお見通しと思った方が良い

例えば,子どもに対して,演技をして“すごいねえ!!”と褒める言葉について

思ってもいないのに褒めたなんてことをしたら,子どもはその先生を“本当は思ってもいないのに褒めるんだな”と感じ,教師と距離を置くようになる可能性があります。

 

さらに,この“すごいねえ!!”という言葉の裏には,教師が子どもを上から見下ろしている感じがあります。

子どもが“嘘だな。上から目線の先生だな”と感じたらおしまいです。

教師が心の底から“すごいねえ”と思ってこの言葉を使っているのか,一応褒めとこうと思って“すごいねえ”という言葉を使っているのか,言葉の受け取り手である子どもにしてみればすぐに分かることです。

前者であったら“嬉しい!!”,後者であれば“上から目線だなあ。本当はそんなこと思っていないくせに”となります。

同じ言葉なのに全然感じ方が違ってきます。

 

そのくらい言葉って大切!!

普段,どのくらい言葉を子どもに発する時に,大事に考えてできていたかなあ・・・

反省反省・・・

 

②子どもに対して,教師の適切な言葉かけの大切さ

教師は,子どもの行動に対して,リアクションをとることがあるが,その言葉かけによって子どものモチベーションや,究極を言えば今後どのように学びに向き合うかが大きく変わってきます。

①にも書いたが“すごいねえ”という言葉について

僕の場合,この言葉は本気で自分が感動し心の奥底から湧き出てこないと“すごいねえ”と言わないが,受け手の子の立場に立って考えてみると,その子は“すごいねえ”と褒められることを求めているのだろうか・・・

もしかすると,褒められることによりやる気を低下させることもあり得るかもしれません。

 

そしてもう一つ例にあげて考えてみます。

Aさんという子が次のようなことを教師に報告してきました。

「俺は塾に行っていて,今算数は学校で勉強しているところはもうできて,その次の単元ももうできるよ。」

 

さて,教師はなんてリアクションをとるでしょうか?

よくありがちなのが,

「先に進んでいることを“自慢する”ことは良くない」

という教師の考えのもと取られるリアクション

 

「へ〜すごいねえ!!」という思ってもいないのに上から目線の褒め言葉

「自慢することは良くないよ」という批判

 

どちらもあってはならないものです。

※ちなみに僕は小学校時代に,周りの人よりも先に家で九九を覚えてきて披露したところ担任の先生から「自慢はよくない」と叱られた経験があります笑

 

このような“教師の発する言葉”によって子どもの学ぶ意欲は大きく影響を受けます。

 

さて,では上に書いた塾に行っているためすでに次の単元まで理解している子にはどんな声かけをしたら良いでしょう?

 

まず,その子がなぜそのようなことを報告してきたのかを考えます。

そして報告してきた時のその子の表情からどんな思いがあるのかを読み取ります。

 

仮にその子が算数の授業を毎日意欲的に取り組んでいて,報告してきた時の表情もとても生き生きとしていた場合,

もうむやみやたらその子を褒める必要はありません。

また,そもそも自慢が悪いことだと思わないので叱りもしません。

 

その子はとにかく算数が好きで好きでたまらないんです。

それなら,

「算数楽しい!!??」

と純粋に質問すれば良いような気がしています。

 

そうしたら,その子は算数に対する思いをどんどん話し,もっと算数が好きになっていく気がします。

 

教師の価値観で子どもの言葉にリアクションをとるのではなく,その子がどんな思いをもってその言葉を発するのか,ここまで深く探り,言葉を発する必要があると感じています。

 

意識しないと無自覚に言葉を発してしまうため,意識して言葉を発し,少しずつ無自覚に良い言葉がけをできるようになっていく必要があると思っています。

 

以上,言葉の力は偉大という話でした。

最後までお読みいただきありがとうございました。

では!!

 

ps

一緒に議論してくださる方,教育サークルをしていますので,ぜひ一緒に議論しましょう。

学ばせてください!

ご意見いただけるとありがたいです。