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【学校再開】分散登校により会うことができない友達とつながりをつくるための方法【オフラインバージョン】

5月に入り,分散登校によって学校が少しずつ再開できる学校が増えてきました。

私の地域の学校でも,クラスを半分に分けて交互に登校するスタイルの学校があります。

 

例えば,半分に分けたチームを仮に『Aチーム』『Bチーム』とすると,

月曜日Aチーム→火曜日Bチーム→水曜日Aチーム→木曜日Bチーム

といったイメージです。

このような形で分散登校をしていく中で,一つの問題意識にぶち当たりました。

問題意識

分散登校によって,ずっと会うことができない友達が出てきてしまうのでは?

何か工夫してつながるための手立てはないか?

本記事では,ずっと会うことができない友達どうしが,しかもオンラインもない中で,どのようにしてつながりを作っていけるか考えていきます。 


1 問題意識【『Aチーム』と『Bチーム』は分散登校期間中は会えないということ】 

分散登校中,友達に会うことはできますが,AチームはBチームと,BチームはAチームと会うことができません。

3月からの休校を考えると,すでに約2ヶ月間も会えていないということになります。

途中で数日会えたとしてもほぼ会うことができていない状況です。

同じクラスなのにも関わらず,会うことができないことは子どもにとってみればとても悲しいことです。

仲の良い友達が別のチームにいる場合は特にかわいそう・・・

 

タブレットを全員が持っていて,オンラインを通じて全員が少しでも顔を合わせてつながることができれば良いですが,タブレットの配布,ましてやネット環境を全家庭に整備することはまだまだ当分先の話です。

 

オンラインでつながることができる学校は,私立の学校や教育予算がある自治体のみで,全国単位で考えるとほんの数パーセントです。

www.sankeibiz.jp

この記事を見ると,双方向のオンライン授業ができるのは,5パーセントと書かれています。

“どんだけ整備されていないの!!”と目から鱗です。

 

実際に,『友達とつながる』ことに喜びを感じている子がたくさんいます。

同じクラスなのにも関わらず,また2月までは普通に会うことができていたにも関わらず,今は会うことができない,ましてオンラインでつながることもできない・・・

これはとても切ないことです。

 

今できる最大のレベルで,少しでもAチームとBチームがつながる方法はないか考えました

 

2 つながるための方法【『Aチーム』と『Bチーム』でメッセージのやりとりをする】

具体的にどのような方法をとるか説明していきます。

 ①ふせんに相手チームへのメッセージを書く

【AチームからBチームへのメッセージ】⇒【BチームからAチームへのメッセージ】という形でお手紙の交換を行っていきます。

・一人ひとりがふせんに,相手チームへの思いやコロナによる変化についての思いを書いていく

・相手チームは次の日に,昨日学校に来たチームのメッセージを見て,返事を書く

・これを毎日繰り返す

お手紙交換を,Aチーム全員対Bチーム全員で行うようなイメージです。

 

良さとしては,会えない友達どうしがつながることができること

また,〝相手チームがどんなお返事を書いてくれているかな〟と気になって学校に来たくなるとさらに良い活動になります。

これについては今後継続して取り組んでいく中で,子どもの様子を見ていく予定です。

 ②相手チームの一人の子へお手紙を書く

全員に対してではなく,一人の子に対してお手紙を書くという方法もあります。

学校へ来るごとに一人に対して書くことができるので,5日間学校に来れば5人の人に手紙を書くことができます。

また,一人宛に書いた方が内容も具体的になるので,メッセージが相手により伝わるようになります。

 

※ただ,この方法はクラスの人間関係によってできない場合もあります。

クラスの誰にでも書けるという状態ならこの方法でも良さそうです(^_^)

 ③少しのことだけどつながれる喜び

オンラインがつながらない分散登校の中で,現男系でのつながる方法はこれが精一杯だなあと感じています。

上の①②は普段のつながりにしてみればほんのわずかです。

しかし,全くつながらないよりはマシです。

「相手チームは自分達のことを忘れていないんだな」

「やっぱり早く会いたいな」

「相手チームも一生懸命頑張っていることが分かったから自分達もがんばろう」

そんなことを子ども達が感じてくれると何よりです!

3 おわりに【子ども達のためにできることはどんどんアクションを!!】

分散登校の状況の中で,会えない子ども達が少しでもつながる方法について書きました。

子ども達にとって,人とのつながりはとても大切。

そんなつながりを何とか支えていきたい。

 

「オンラインができないからできないね」ではなく,「オンラインじゃないけど,工夫すればできるね」

というように,〝できる方法〟を見つけていくことが大切なことだと思っています。

 

もっと良い方法がたくさんあるかもしれませんが,周りの先生方と知恵を出し合って即座に行動していくことが今は必要な気がしています。

 

何か他に良い方法がありましたら,読んでくださった皆様にもご意見をいただければと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました!!

では!!

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